ケータイ、SIMなど通信事情

2015.9.8 14:55 by 後藤 和貴

さて前回につづき海外出張に役に立つ情報を。今回は通信・通話に関して。

ビジネスマンたるもの、仕事で海外出張に来ていてもいつ電話がなるかわかりません。また通信にいたっては24時間必須といってもおかしくないです。メールはもちろん、SNSやチャットなど、日本にいるメンバーやお客さまとのやりとり、家族とのやりとりのために必ず必要になります。

そこで今回は海外出張時の電話事情・ネット事情についてまとめていきたいと思います。

日本のキャリアの海外定額サービス

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数日連続で出張なら海外でも電話を使うケースが考えられます。仕事の電話はもちろんのこと、仕事上の相手との連絡、レストランの予約など。そんなとき少々お金がかかりますが楽なのは、日本のキャリアの海外定額サービスを利用して、1日固定金額を支払うことで海外の指定キャリアで自由に使えるプランを選択することです。

たとえばソフトバンクの海外パケットし放題の場合、どれだけ使っても最大2980円/日です。ほんの数日の旅行や、通信費を会社に負担してもらえるパターンでは、制限を気にすることなく利用できるのでオススメです。さらには何の手続きも必要がないので事前準備不要で時間の無い方には打って付け。

ただ、普通に考えると一日3000円近いということは、やや滞在が長くなると大きな金額になってきます。ということで別な手も考えましょう。

海外キャリア対応ポケットWiFi

この数年で増えてきたのがポケットWiFiをそのまま海外で使える形にした海外用WiFiルータレンタルサービスです。

イモトのWiFiで有名なグローバルデータやテレコムスクエアなど、テレビCMでもでてくるような会社のサービスが一般化してきてます。概ね地域ごとに1日当たりの金額が設定れており、下は300円/日から上は1980円/日まで、日本のキャリアの定額サービスに比べて値段が安いのが魅力ですね。

端末は日本でもよく見る形(デバイスのメーカーは同じもの多数)で海外用のを借りるだけです。事前申し込みをすれば自宅まで届くものや、空港でも手続きできるものなど、申し込みはいずれも簡単なので、行く地域や料金によって選ぶのが良いかと。個人的にはグローバルデータを何度か利用したことありますが、日本での注意点と一緒でバッテリーの持ちだけ気にしていれば気軽に使えて便利でした。

SIMフリー端末&現地のSIM

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さらにハードルがあがりますが海外出張常習者にはうってつけなのが、現地でSIMを手に入れること。

SIMカードには、IMSI (International Mobile Subscriber Identity) と呼ばれる固有の番号が付与されており、これと電話番号を結びつけることにより通信を可能とする。SIMカードを抜き差しすることで、電話番号を他の携帯電話機に移したり、ひとつの携帯電話端末で複数の電話番号を切替えて使用したりすることができる。
SIMカード – Wikipedia

iPhoneをはじめとする最近のスマートフォンは自由に差し替えて使えるSIMフリー端末が存在します。これを利用することで、いつも使っている端末を海外にいっても使えるようにできるわけです。海外についてから現地でSIMを買ってすぐに使えるようにすることも可能ですし、プリペイド型のSIMカードを調達しておけば到着した瞬間から利用開始するよう事前チャージしておくこともできます。

自分の場合、現在はSIMフリーiPhoneにAT&Tのプリペイド型SIMカードをさして利用する形に落ち着いてます。

現地

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もちろんさまざまな場所でWiFiが利用できるようになっていることが多くなってきました。特にラスベガスでは、多くのホテルやショッピングモールなどで無料WiFiが提供されているので困ったらそれらを利用できます。むしろそれだけで事足りる人もいるでしょう。

ホテル

海外、特にアメリカではほとんどのホテルでインターネット利用できるようになっています。注意点としてはLANの口しかないケース、また1日当たり+端末当たりに料金があって加算されることなどですね。

今年re:Invent会場となっているVenetianでは無償のWiFiそこかしこに飛んでいるのでホテル内では困らないでしょう。

ショッピングモールなどの商業施設

多くの商業施設、たとえば街中ではスターバックス、ショッピングモールでは屋内全域にわたりWiFiを用意しているところが多いです。お買い物しなくても利用することができるポイントがあるので、ルータなどを用意せずに外でどうしてもインターネット利用したい場合にはお店に駆け込むという手があります。

無料WiFiマップもあるので、ここで探してみるのもいいでしょう。

参考: Free WiFi Hotspots in Las Vegas, NV : Find Free Wireless Restaurants, Airports, Hotels, Cafes Scratch Wireless

イベント会場

最近のイベント会場では、ほとんどケースで会場内のWiFiが提供されています。SNSなどへのシェアも含めてイベントの盛り上げ方法となっているので自然な流れですね。

re:Inventでも毎年用意されています。会場内でのレジストレーション時に確認しておくのが良いでしょう。ただし注意点としては使いすぎるとスマートフォンやPCの電源がすぐになくなるので、会場などで電源確保できる場所を見つけましょう。多くの人が地べたに座ってPC/Macをいじっている場所を探せば、おそらくそこにコンセントがあるはずですw 目印にしてください。

まとめ

  • 海外での電話やデータ通信方法はたくさんあります(海外定額、ポケットWiFiレンタル、SIMフリー&現地SIM、現地無料WiFiスポット)
  • その中で自分にあう方法を選びましょう
  • 現地で無料WiFiに頼る場合は、WiFiスポットなどの情報収集をしておくと便利です

この記事を書いたスタッフ

後藤 和貴

 

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